2022年 北海道ツーリング 1日目
1日目:埼玉〜新潟〜小樽(フェリー)
新日本海フェリーの新潟発 小樽便は10時半頃に乗船の12時出港。
余裕を見て9時過ぎに到着したいところ。
埼玉某所からの出発だが、距離的には260kmほどであり関越を使えば休みを入れても5時間あれば到着できるので、その場合は4時くらいに出発すれば良い計算になる。
但し、今回の相棒はグラストラッカービッグボーイとバンバン200である。
長距離の高速走行は気の毒であり、バイクを労ってオール下道で新潟へ向かう!
走行可能距離は35km/hちょいを目安にして、8時間ほどで到着可能と見込み、出発時間は8月12日 1:00に設定。
19:30就寝の0:00起床としたものの・・・
全く寝れない!
20:00頃に数分寝落ちしたと思ったら外の音で目が覚めてしまい、以降は4時間ひたすら布団の中で目を閉じ続けたが眠りにつくこと無く、0:00を迎えてしまった・・・。
ロンツーなどの前日は楽しみで眠れないのが常ではあるが、今日は早く寝ることを想定して前日はやや夜ふかしまでしていたので、途中の睡魔が心配である。
そしていよいよ出発!!
新潟港まではひたすら主要国道で向かう。
バイク装備としては、ナビ無し、時計無し、ODO無し、と近代ツーリングの3種の神器は無い。
もちろんスマホで位置確認は出来るが、基本バッグにしまっているので使用しない。
持っていくのは地図(と言っても、ツーリングマップルに別紙で付属の超大雑把なやつ)のみであり休憩中に見るのも面倒。
と言うことで標識と太陽の位置と勘を頼りに走り切る。
一つ注意点としては、航続距離が短いこと。
グラストラッカーもバンバンも燃費はほぼ同様で38km/Lはいくと思うものの、燃料タンクの容量はグラストラッカーが6L、バンバンが7.5Lしかない。
35Km/L換算でグラストラッカーが215km、バンバンが263kmの計算だが、基本はグラストラッカーの給油ペースに合わせることになり、もちろん0Lまで使い切ることは出来ないので、150kmくらいまでには給油が必要。
しかも田舎道になればガソリンスタンドは限られるため、100km走ったらガソリンスタンドを探すイメージになる。
まずは埼玉〜群馬〜新潟を縦断している国道17号を走行。
どうやら伊勢崎のあたりは0:00頃まで雨が降っていた模様であり、路面は濡れているものの、空には星が見えている。
北海道内では天気予報次第で行き場所を決めるので、全地域が雨の日や終盤に南下せざるを得ない際に雨に当たる以外は、雨の降らない地域を選択する予定。
但し、北海道までの決まった道中は雨に振られたら回避のしようがない。
とりわけ深夜の峠道(群馬、新潟の県境)で雨は何とか回避したい思いがあったので、第一関門は突破できたわけだ。
今年の夏はやけに暑い日が多い気がする。
特に6月下旬〜7月上旬は猛烈に暑かった記憶がある。
いや、むしろ熱かった。
走行中にも関わらず車の外気温度計が48℃とかを指していた。
8月はどんだけ暑いんだと戦々恐々していたが・・・
寒い!
群馬県 湯沢のあたり、峠を登り始める前に早速防風インナーを仕込んだ。
これは想定がではあったが、日中よりは何倍もマシである。
ちょうど新潟県 南魚沼に入ったあたりで夜が明けてきた。
ここらで3回目の小休憩。
眠気覚ましにミンティアを購入したが、今回のツーリングにおける旅のお供になった。
あとは淡々と新潟港に向かって走り続ける。
確か見附あたりか、残り50kmくらいの地点に差し掛かったところで、いよいよ睡魔に襲われた・・・。
睡魔にもレベルがある。
レベル① ちょっと頭がスッキリしない
レベル② アクビが頻繁に出て布団があれば即寝れる
レベル③ 走行中でも目を瞑れば寝れる
大抵は①から段階を追っていくが、いきなり③に来た感じ。
これはさすがに危険!!
時間には余裕をもって出発したのでまだ時間がある。
こういう時は10分でも睡眠状態に入れば一旦は回復できるので、
とりあず寝ることにした。
寝る場所を選んではいられないので、目に入ったスーパーの駐車場で睡眠・・・
大体10分くらいは意識を失っていたと思うが、案の定、眠気は収まった。
合計して20分くらいは休憩して再度出発。
ここまで来たらラストスパートなので、ノンストップで新潟港を目指す!
という事で無事到着。
9時半頃に到着したので、余計だった睡眠休憩を除けばほぼ予定通り。
新潟〜小樽便は人生で2回めだが、この新造船になってからは初だったはず。
バイクは50台以上はいただろうか?こんなに積めるとは思いもしなかった。
フェリーを使う場合はもっぱら商船三井フェリーの深夜便なので、日中便のバイクの多さに驚き!
乗船手続きに水分補給、記念撮影などで時間を潰して、いざ乗船!
いつもこの瞬間はドキドキします。
部屋は個室2人部屋をとった。
いつもは一番安いプランだが、今回はちょっと奮発した。
ぶっちゃけ下手なビジネスホテルより快適では?と思う。
トイレ、シャワー、ドライヤー、歯ブラシ、全て完備。
荷物置きにも困らない。
こんなリッチな船旅は初だ。
が、実際にはそんなリッチな船旅を味わった時間はわずかで、
ほぼ寝ていた!めっちゃ寝ていた!
乗船 ⇒ 即シャワー ⇒ 昼飯 ⇒ 爆睡 ⇒ 夕飯 ⇒ 爆睡 ⇒ 小樽
航行時間は16時間ほどだが、起きていたのは4時間くらいだったと思う。
ちょっとした寝落ち除けば30時間以上起きていたのでやむを得ないか・・・。
ただただ寝ていたらあっという間に到着。
この日の天気は道北方面は晴れであり、到着したころの小樽も晴れていた。
目的地(キャンプ場)は宗谷岬からやや南下したところにある猿払村の「さるふつ公園キャンプ場」だ。
それでは2日目に続く
北海道ツーリングを終えて
2022年8月12日〜20日まで北関東某所を起点に北海道ツーリングを行った。
祖父母が北海道住まいの為、小さい頃から何度も北海道には来ており、バイクでも何回も来ている。
そんな北海道だが結論から言えば やっぱり北海道は最高 だった。
九州を除き青森から山口の先端まで色々と巡っては良い景色、道を味わって「北海道以外にも良いところあるじゃん!」って毎度思うものの、やはり北海道は別格!
さて、そんな北海道に上陸する方法は幾つかある。
①青森まで自走して函館まで短距離フェリー。
②新日本海フェリー、商船三井フェリーなど、所々の港から長距離フェリー。
②で言えば、関東から出発する場合は大洗か新潟の選択が一般的かと。
近年(2019年まで)は、①のケースが多かったかな。
日付が変わる頃に出発し、東北道経由で青森へ700〜800kmを一気に走り抜ける。
青森の到着するのは大体17:00頃。
翌早朝のフェリーで9:00頃に函館へ上陸。
しかし、これは高速道路の走行も余裕な排気量のバイクだったので出来たこと。
今回は・・・
250cc 空冷単気筒 のグラストラッカービッグボーイ(キャブ)
200cc 空冷単気筒 のバンバン200(キャブ)
である。
さすがに東北道を700kmも走ることは無理!
いや、乗り手の体力的には問題はないが、80km以上をアベレージとして700kmも走り続けたら先にバイクが壊れそう。
北海道に辿り着く前にバイクが壊れてしまっては意味がない。
という事で、北関東を出発し下道で2日かけて青森〜函館へ上陸する。
という予定だった。
それも出発の3日前までは。
ちょうどこの時期、北日本〜道南を中心に前線が停滞して災害級の雨が降り続いていた。
雨の日の走行は何度も経験あるので、「雨」というだけでは特に怯むこともないが、如何せん連日テレビで流される危険なレベルの雨情報・・・
11日PMに出発し会津若松で一泊、12日は早朝に出発して下道で500km弱走って青森着を計画していた。
走れないことは無いが・・・ちょっとリスク高くないか?
川氾濫したり土砂崩れで通れなくなったらたどり着けるのか・・・?
という事で、ギリギリまで迷った挙げ句に、ふと新日本海フェリーの空き情報を確認すると、何と奇跡的にバイク&個室が空いているではないか!
そして今回の北海道ツーリングのスケジュールは、
8月12日 北関東某所〜新潟〜フェリー
8月13日 小樽着〜道内適当にキャンプ(天気次第)
8月14日 道内適当にキャンプ(天気次第)
8月15日 道内適当にキャンプ(天気次第)
8月16日 道内適当にキャンプ(天気次第)
8月17日 道内適当にキャンプ(天気次第)
8月18日 道内〜函館〜青森
8月19日 青森〜山形
8月20日 山形〜帰宅
というスケジュールに決定した。
北海道での滞在時間は5泊6日。
宿泊場所は天気次第で未定。
青森と山形はホテル泊。
有料の高速道路は使用せず、全て一般道で走行。
新潟〜小樽便は2回目。
この便の最大のメリットは朝4:30に小樽に到着すること。
これなら北(稚内とか)も東(網走とか)も南(函館とか)も、当日中にどこへでも行けてしまう。
北海道で雨と一言で言っても、実際には北海道はバカでかい為、全地域が雨ではないことも十分ある。
要はキャンプ泊であれば、天気予報次第で北海道の概ね全てを選択肢に入れられる事がメリットである。
もう一つとしては、10時30頃乗船、12時出港であるため、関東から出発する場合、特に下道を使うのであれば深夜に出発することになり、つまり涼しい時間帯に走り切れること。
今回も深夜1時に出発して、下道で暗闇の群馬〜新潟県境 国道17号 峠道を通り向かったが、防風インナーを仕込んでの深夜ツーリングだった。
さて、次回から9日間を1日ずつ振り返ってみたいと思う。
北海道ツーリングのブログや動画や腐るほどあるので既視感満載と思われるが、少しでも楽しさが伝われば幸いです。
北海道ツーの予行練習 〜長野キャンツー〜
2022年最大のビッグイベントである北海道ツーリングは、道内においては全部キャンプの予定にしている。さすがに雨ばかりだと考えものですが・・・
2022年に入ってキャンプツーリングは1回しか行っておらず、北海道前の最後の予行練習として長野県の姫木平ホワイトバーチキャンプ場に行く事にした。
白樺湖から少しだけ下った場所にある林間キャンプ場といった感じで、標高は1,300mの立地条件。
予行練習の最大の目的は・・・
①バイクへの積載チェック
②キャンプ道具のチェック
③北海道クラスの涼しさを想定した防寒着のチェック(夜は20℃以下)
の3つチェックを行う事。
もちろんチェックするだけでなくキャンプそのもの、そこまでのツーリングも楽しむ事もあります。
1.積載のチェック
ここまでの記事で既に積載済みの写真をアップしているものの改めての積載状態。
【忘備録】
リアボックス:炊事系の小物とカメラ、モバイルバッテリーなど
リアバッグ大:着替え、防寒具、洗面具など2名分一式、ガスやグランドシートなど
リアバッグ小:雨具、工具
マット:定番のキャプスタ
【忘備録】
リアバッグ:テント、寝袋、椅子、テーブル等の大物一式
サイドバッグ:雨具、ペグ、ハンマー (車体左側)
マット:定番のキャプスタ
極力荷物は最小限を心がけてます。
括り付けるバッグ類は全て防水のものであり、一旦積んだら中から用意に物は取り出せない。なので、道中基本取り出さないものを入れます。
気軽に取り出しが出来ない以外は、防水バッグは非常に便利で、雨が降っても防水カバーを付ける必要もなく、積載も簡単だし非常におすすめ。今まで、TANAXやコミネのリアバッグなど使ってみたが、最終的には防水バッグに至った。
今回は1泊2日だけど、北海道ツーリングの場合は洗濯を前提に3日分を持っていくものの冷感インナーと下着類なのでそこまで増えないと思われる。(まだ余裕あり)
2.キャンプ道具のチェック
道具一式を展開した写真忘れた・・・
テント、寝袋などは当たり前として、
折り畳みチェア✕2
折り畳みテーブル大小各1個
イワタニのジュニアガスコンロ
コップ、器、フォークなど食器類✕2、フライパン等
尚、テントはRANMODOなるメーカーのコールマンツーリングドームSTに類似したものです。構造もほとんど同じ、生地はやや薄く、ポールもやや細い、その他ところどことコストを抑える装備になっている。でもそのおかげで凄く軽い。(多分2kgちょっと?)
耐久性が気になるが、数回使用して特にダメージは今の所なし。
最低限、今回の北海道ツーリングはもってほしいところ。
尚、以前、キャプテンスタッグのリベロツーリングテントで北海道を回った際は、ガイロープが無いので強風時が辛く道内では何とか耐えたものの、帰宅後に確認したらポールにヒビが入っていた。この時の反省を生かしてガイロープ付きのテントとしてツーリングドームSTにしようと思ったら、なかなか手に入らずたまたま見つけたこのテントにしました。
2人で寝るとスペースに余裕は無いですね。2人でピッタリといった感じ。
ただ、前室はそれなりに広いので荷物置きには困らない。
3.防寒着のチェック
特に写真は無いが、上下で少々厚手のインナー(ワークマンの冬物)を準備。
案の定、夜は20℃切っており早速活躍。
以前はキャンプ = 焚き火だったが、最近は焚き火はしないことにしている。
本来はキャンプの醍醐味ではあるけど、別に無くても十分楽しめる事に気づきまして・・・夜の明かりはちょっと味気ないけどLEDランタンでを使用中。
4.キャンプ飯
以前は何か調理していた(してもらっていた)事が多かったが、最近は酒さえ飲めれば良いや的な感じになって、ツマミと惣菜系が中心です。
焼き鳥缶をガスコンロで温めたやつです。100円です。
しかし、意外といける!
一応フライパンもチェック。
フライパンはEsbitの焦げないやつです。優秀です。
5.キャンプ場外観
森林に囲まれて非常に気分が良い。
ただ、人はそれなりに集まっており、車通りは少ないとはいえ国道の目の前なので、走行音は聞こえます。まぁ、酔っ払ったらこの程度は睡眠の邪魔にはなりませんけどね!
そんなキャンプ場の外観はこんな感じ。
バイク専用の駐輪場があり、ライダーは大体その近辺に設営していた。
トイレも炊事場も綺麗。(特にトイレが綺麗)
バイクで10分ほどで白樺湖になりますが、湖沿いに温泉あり。(すずらんの湯)
スーパーは無いが白樺湖沿いにはローソンがありそこで買い出し。
ちょっと走れば関東の名所の一つビーナスラインがあるという最高の立地。
このキャンプ場は値段もリーズナブルでリピートするしかありませんな。
6.ツーリング
キャンプももちろん楽しいけどそこに行くまでももちろん楽しい。
関東北部を6時前に出発して、キャンプ場には13時に到着。
その間、立ち寄ったのは「長門牧場」と定番の「ビーナスライン(ちょっとだけ)」がハイライト。
長門牧場は白樺湖に登る途中にある、入場無料で動物に会えて景色が素晴らしく牛乳が美味しい牧場である。当方はお酒も好き、しかしそれ以上に牛乳が好きです。
いつもは美ヶ原まで行くのだが、ガソリンが心もとないのと早めに設営してのんびりしたいので霧の駅まで。
景色は何回訪れても絶景絶景の超絶景。
関東周辺では志賀草津高原ルートと並んで高原ワインディングで有名です。
キャンプの帰りはアイスクリームと牛ビューを楽しんで帰宅。
当初の目的だった北海道ツーリング前の事前チェックは完了!
道具の損傷も無かったので、ひとまずOKと思うが・・・何かあったら現地調達!
積載状態での走行も確認済み!
さて、これを書いている日の翌日から北海道ツーリングがスタート。
天気も心配ではあるものの、まずは無事に帰る事を最優先に楽しむ!
北海道ツーリングに向けたメンテナンス
2019年までは毎年夏の恒例行事として北海道ツーリングをしていたが、2020〜21年はコロナの影響もあって見合わせていた。
今年は久々に恒例行事を再開!
そもそもここ1〜2年はあまりロンツーしていなかったので(せいぜい2泊3日)、感覚や体力が落ちていることも心配しているけど、そこはグラトラ&バンバンの軽さが利点となってきっとカバーしてくれるはず。
今年は8月11日(木)深夜〜8月20日(土)のトータル10日間 大体2,500kmの走行を計画。
ちなみに過去最長は12日間で4,000km以上を走った経験があるので、距離だけ見ればまぁ普通の北海道ツーリングかなといった感じ。
関東北部を出発し新潟〜小樽便で北海道へ渡り、帰りは函館〜青森便で本州に戻って下道で途中一泊し関東北部に戻る予定。
さて、20年前のバイクであり色々とガタが来ているのは疑いようもなく、4月頃から少しずつメンテをしてきた。
特に比較的古い車両での北海道ツーリングの肝は、トラブルが少ないこと、にあると思う。
今回はグラトラとバンバンでここ3〜4ヶ月に実施したメンテを忘備録を兼ねて記録します。
写真は最後の試走時のもの。
メンテメニューは以下の通り。
1.フロントタイヤ周り
(1)ブレーキキャリパーOH(ピストンも新品)
(2)ブレーキパッド新品
(3)ホイールベアリング新品
(4)タイヤ新品 DUNLOP K180
キャリパーは恐らく大してメンテされてなかったであろう。ピストンはシール面に近いところが腐食気味だったのでサンドペーパーで軽く磨いて綺麗にはなったが、ここは念の為、ピストンも新品にした。
ブレーキパッドはamazonで購入したトクトヨなるブランドの1,000円ほどのもの。
特に不都合は無くちゃんと効くので、コスパは最高のパッドかな。
2.フロントフォーク周り
(1)フロントフォークOH
(2)インナーチューブ、その他シール及びメタル類も新品
(3)フォークガード装着
購入時点でインナーチューブには小さな点サビがあり、サンドペーパーで落としてごまかし続けて15,000kmほど乗ったが、遂に滲み始めたのでインナーチューブも新品に交換。
フォークブーツにしようか迷ったが、状態確認が容易な剥き出しタイプにしてキタコのフォークガードを装着。
3.ハンドル周り
(1)ボルティー純正ハンドルに交換
(2)ブレーキマスター新品
(3)ステムベアリング交換
(4)バーエンド交換
ハンドルを切ると引っかかり始めたのでステムベアリング劣化と判断して交換。
純正ハンドルは(自分の体型的に)幅広で高くてやや手前すぎて、特にキャンプ道具を積むとシートの前側に座ることになり、結構窮屈に感じていた。
社外を買うとスイッチボックスの穴あけが必要でその為に工具を買うのもちょっと・・・という事で、ボルティーの純正ハンドルを中古で購入して交換。
幅、高さは大満足で、結構タレ気味になったのは想定外だったけど、むしろポジションが想像以上に楽になって良かったと思う!
ブレーキマスターはニッシンの社外品。
4.エンジン周り
(1)プラグ新品(一般プラグ)
(2)エアクリーナー新品
(3)キャブレター分解清掃
(4)燃料フィルター装着
(5)エンジンオイル交換 カストロール Power1 10W-40 部分合成油
(6)オイルフィルター新品
この辺はロンツー前の定番メニューと思う。
シングルエンジンだとキャブレターのメンテも非常に楽です。
あくまで分解清掃のみなので、いつか部品欠品する前に内部パーツは新品にしたいな〜。
タンク内は目に見える範囲でサビもなく良好な状態ですが、念の為、フィルター装着して異物を除去。
なお、フィルターはこれもまたAmazonで購入した安物です。(3,000kmほど使用しても問題なし)
オイルはAmazonで4L 3,000円以下で買える、これまた安物だけど特に不満のないオイルです。
5.リア周り
(1)スイングアームピボット清掃、グリスアップ
(2)リアサス新品(MDI製 385mm)
(3)ホイールベアリング新品
(4)タイヤ新品 DUNLOP K180
購入時はリアサス周りの動きが渋すぎて酷かった・・・乗ってくるうちに多少改善したように思えたものの、気になるのでスイングアームピボットを清掃してグリスアップ実施。初期型以外は軸受がベアリングではなく樹脂ブッシュになっており、ベアリングへの交換も考えたものの取り敢えず清掃とグリスアップのみにしました。グリスはホームセンターで売っている安いリチウムグリスを使用、そして効果は抜群で乗り心地は超改善!しかし、まずスイングアームを外すのに結構苦労しました・・・(ブレーキスイッチのスプリングが邪魔で)
リアサスはオイル漏れしたので、初めは取り敢えずRFYの格安サスを使用していた。
10,000kmほど乗っても目立った不都合は無いものの、きも〜ちオイルが滲んでいる気がしたので(油のついたダストが少々溜まりやすくなった)、念をという事でMDIの純正タイプのサスに変更。めっちゃ乗り心地が良いですw
MDIサスも14,000円とリーズナブルで耐久性は分からないけど、まぁ20,000kmくらいもってほしいと思う。RFYの中華サスはサブとして保管中。
6.その他カスタム
(1)マフラー交換 RSYビューティーメガホンマフラー
純正も悪くないけどもう少しキレのある排気音が欲しくて交換。
音は静かすぎずウルさすぎずで丁度良く、一定速でアクセルさほど開けずに走っているうちはライダーにはそこまで聞こえません。(もちろんよ純正よりは大きいが)
負荷をかけるとパパパッ!と乾いた空冷シングルらしい音がするのでお気に入り。
というわけで、エンジンをバラす以外は大分手を入れたと思う。
エンジンは頑丈で定評があるので、心配は無いはず。
今までも1,300kmほどの2泊3日ツーリングは実施したが何も異常はなし。
購入してからは欠かさず3,000km以内でオイル交換もしてきた。
ちなみにバンバンもほとんど同じメニューを実施。
唯一、リアサス安い社外がないので純正のままだが、これは全く漏れも見られないので交換の必要もなし。
さてさて、この夏に向けて地道にメンテしてきて、見た目はところどころボロいけど機能面はリフレッシュされていると思う。
あとは天気さえ、天気さえ晴れてくれれば・・・と願うこの頃。
愛車紹介 バンバン200
これは嫁車である。
今の自分のメインバイクはグラストラッカービッグボーイであり、嫁のメインバイクはバンバン200の組み合わせ。
前回、グラストラッカービッグボーイを記事にしたので、今回はバンバン200を当方目線で紹介。
ちなみに今までスズキの車とバイクには興味がなかったが、気がついたら車もジムニーとラパンを所有していた。
鈴菌恐るべし・・・
1.スペック概要
これまた申し訳ないが、詳細はbikebrosでカタログ等を参照推奨。
空冷単気筒SOHC 199cc 5速リターン
最大出力 16PS
最大トルク 1.5kgf・m
車両重量 128kg
2.良いところ
①グラトラも軽いが更に軽く、まさに自転車の如く
②タイヤがK180なので多少の未舗装路もいけるマルチプレイヤー
③意外と下から粘りのあるエンジン
④燃費はグラトラとほぼ同じで38km/l ±3km/lといったところ
⑤シートの出来が割と良い、後ろが広くて荷物が安定する
⑥遅いが頑張ってる感が良い
⑦タイヤが前130、後180とリッター級で迫力は満点
3.いまいちなところ
①65km以上の加速はやや辛い(80kmは普通に出ます)
②タイヤが幅広な分、ハンドリングにはやや癖があると思う
③車重以上に軽く感じる、タイヤのグリップ感を感じにくい?
4.点数をつけるなら
90点
嫁的には95〜100点なんだと思う。
5.総評
まず現在のバイクの調子として、キャブは分解洗浄済みだがプラグの様子を見る限り燃調が若干濃い模様。
ビーナスライン(1,800〜2,000m)も走行できて標高が高くてもエンストに至る事は無いので、多少濃いくらいで冷却を保った方が良いか、という事にしている。(FI後はオイルクーラーがついているので、キャブ時代は熱マネには問題あり?)
総評としては、全体的にグラトラよりワンランク低水準にあるといった印象。
決してそれが悪いというものではなく、そういう特徴のバイクというだけの事です。
25kmくらいまでの出足は意外と(あくまで想像に対しての意外性)は良いものの、以降はグラトラと比べるとやはり排気量なりの差は感じる。
グラトラは55〜60kmがちょうどいいとすると、バンバンは50〜55kmがベスト。
グラトラの速度域で走ると燃費は同等、バンバンの速度域だとバンバンの方が5%くらい燃費は良いイメージ。(上述の通りやや濃いセッティングの状態で)
最高速はこちらも試してはないが、恐らく100kmくらいが限界かと。
高速巡航は75〜80kmくらいまでが許容範囲で、80km以上出すとちょっと可哀想かな?
高速を走り続けるような性能はなく、そもそも高速ツーリングはあまり好きではないので、自分たちにはあまり関係なし。
グラトラより更に軽いのだが、取り回ししてみると数値以上に軽く感じる。
とても130/180のタイヤを履いているとは思えない。
ただ、ワインディングでの操作感は圧倒的にグラトラが上。
これはもうタイヤの差だと思う。
シートが素晴らしく、幅広で荷物がなんと置きやすいこと・・・
そしてタイヤのお陰もあってか意外と大きく見えるので、男が乗ってもそんなに見劣りしない気はする。(あくまで見栄えは)
なんと言うか見た目も独特で玩具感があって、むしろ旅バイクにはピッタリ。
ローパワーのバイクに荷物載せてのんびりトコトコと旅をする事にロマンを感じる人には、オススメできるいいバイクです。
愛車紹介 グラストラッカービッグボーイ
バイクに本格的にハマり出してから今年で10年。
学生時代にバイクの免許を取ったものの、大して熱が入ることはなく、むしろ興味は車へと向かい数年は No car No life 状態。
少々車の熱も冷めたところで久々にバイクに興味が向き、適当に探したオンボロの格安250cc バイクを購入。(エリミネーター250SE)
ちょっとした気分転換レベルが本来の目的でした。
ところが
購入後の帰宅の道中、何十回も車で通ってきて見飽きたはずの道から見える景色がまるで違うことに驚き!
例えるなら、車は箱の中でスクリーンに流れる映像を見ている、バイクはまさにリアルにそれを体感している、といった感じ。
それからというものは、バイクライフ一直線。
嫁もバイク乗り。
というより、当方に影響されて乗り始めたが、同じくバイクライフ一直線の状況。
そんな我々のバイク歴はと今の愛車は以下の通り。
当方
【過去車】(排気量小さい順)
・エリミネーター250SE
・CB400SF revo
・ZRXⅡ
・ZZR400
・YZF-R6
・CB1100RS
・ZRX1200DAEG
【現在】
・グラストラッカービッグボーイ(メイン)
・SRX600(サブ)
妻
【過去車】(排気量小さい順)
・レブル MC13
・エリミネーター250V
・ER-6n
・W800
【現在】
・バンバン200(メイン)
・XV400 Virago(サブ)
今乗っているのは丸目空冷の4台体制。
遠出やキャンツーするときは基本的にグラストラッカービッグボーイとバンバン200で、SRX600とXV400は日帰りで200kmくらいの近場ツーリングが主な用途となっている。
排気量だけ考えれば、普通は逆かもしれない。
散々速いバイク、でかいバイクで全国津々浦々ツーリングし(過去車はトータル20万kmは走っているはず)、時にはサーキット走行も楽しんだ結果、辿り着いたのがグラトラとバンバンのこの2台。
しかし、グラトラとバンバンには、過去に乗ってきたバイクには無い魅力がある。
それは 軽い事 と、意外にも 遅い事 。
バイクの性能の全てが自分の手の内にある。
のんびりと走っても苦痛にならないバイクなので、景色が今まで以上によく分かる。
今が一番バイクを楽しんでいると思う!
前置きがながくなったが、今回は当ブログの主役になるであろうグラストラッカービッグボーイ(恐らく2002年式?)について、簡単に紹介してみようと思う。
まだまだ中古で買えるので、気になった方は是非チェック!
1.スペック概要
書いておきながら早速だが、詳細はbikebrosのカタログスペックでもご参照。
一般的に気にしそうな数字的なところは以下。
空冷単気筒SOHC4バルブ 249cc 5速リターン
最大出力 20PS
最大トルク 2.1kgf・m
車両重量 136kg
燃料供給 キャブレター
2.良いところ
①軽い、これに尽きる
②タイヤがK180なので多少の未舗装路もいけるマルチプレイヤー
③2速以降のスピードの乗りは一般道で常識的な運転をする範囲では必要十分
④燃費はまぁまぁ良く走行ステージにもよるが、38km/l ±3km/l と経済的
⑤造りが単純なので大抵のことは自分でメンテできる
⑥荷物を載せても割と似合っている
⑦タンク容量が小さい
⑧ワインディングを走っても意外と楽しい
3.いまいちなところ
①シートがいまいちで長距離では尻が痛くなりやすい
ただ、ポジションの工夫やコツ次第で我慢できる範疇ではある
②バッグを載せる意外の積載性は皆無
4.点数をつけるなら?
95点
減点はシートと積載くらいで、他は一般的に欠点と言えるところ含めて美点と思っているかな。
5.総評
これといって目につくギミックや飛び道具は一切なし。
シンプルな単気筒エンジンが載っている自転車といった表現が合うかも。
でもそれだけ身近に感じるバイクということ(^^)
一般道では55〜60kmが気持ちの良い速度域であり、文字の如く街乗りにピッタリ。
1速の加速はすぐ吹けきってしまうので、早めに2速に入れてポンポンシフトアップした方がリズム良く走れると思う。
最高速度は100km以上は試したことは無いが、それ以上も出る余力はまだ感じる。
ただ、高速域での巡航速度としては80〜85kmと考えた方が無難。
ヒラヒラと走れるバイクなので、ワインディングは意外と楽しい。
もちろん膝をするような走りは無理だけど、体全体を精一杯に使って楽しく走れる。
タンク容量はリザーブ含めて6Lしかなく、40km/Lで走っても240kmが限界。
実際には35km/l 程度を想定して、リザーブに入れる前には給油するので、大体150kmになる頃にはガソリンスタンドへ駆け込むことになる。
実はこれも美点と思う。
事前に走りたいルートを考えて、ポイント毎の距離感を把握して、ガソリンスタンドの場所もチェックする。
まずツーリングのプランを考えること自体が楽しい。
すると地図を見るケースが増える。
地図を見るケースが増えると今まで知らない道が見えてくる。
行ってみると新しい発見がある。夜の晩酌が一層美味しくなる。
タンク容量が多いことでガス欠を気にせず走れることは、走行中に余計な不安を与えずに済むので否定する気は全く無く、単に欠点を長所に変えてみるというアプローチの違いなだけであります。
先にも述べたように、使い切れるポテンシャルしかなく思い通りに走り、アナログかつ基本的には距離を走るには不便な装備なので、色々と工夫が必要だが、それ自体が楽しいというもの。
今までのバイクは改めて思うとバイクに乗せていただいている感が強かったと思う。
このバイクはヤフオクで15万で購入して、1年ほどで15,000kmは走った。
乗って思ったのは、紆余曲折ようやく辿り着いた、という感触。
さて、余計な感想が多かったが、今回の紹介はこんなところで。
車種としては中古もまだ沢山あるようだが、特に初期の4バルブ✕キャブ✕キック付き は段々と品薄感が出てきているので、入手するなら今が良い時期だったのかもしれない。
バイクライフのブログ開設
バイクが好きである。
キャンプも好きだ。
バイク ✕ キャンプなんてのは、ハイボールと唐揚げ、生ハムとチーズの如く最高の組み合わせと思う。
休日のツーリングのみで15,000〜20,000km/年 ほど走行し、自分で撮影した動画を見たり編集して楽しんではいるものの、もっと簡単かつ手軽にこの経験を何かに活かせないか・・・と考えた末、バイクの楽しさの発信を目指しブログを開設してみた。
もう一つの目的は、仕事などのように必要と迫られない事柄に対しては、好きなこと以外には微塵にも興味がわかず、極めて飽きっぽい性格の自分に対して継続性の精神を鍛錬する事である。
そんなこんなで 2022年8月6日 夏休みも近づくこの頃、ブログの開設に至ったわけであります。
さて、早速だが今夏は2019年以来の北海道ツーリングを計画している。
まずはこのレポートになる・・・と思われる。